お血とは? - 冠元顆粒でお血を予防改善し、血液サラサラに

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お血 厚生省の平成16年人口動態統計の発表によると、国民の死亡数は102万9000人、戦後では1947年の113万8000人に次いで多かった。

死因別では、悪性新生物(ガン)が過去最高の35万人、心疾患が15万9000人、脳血管疾患が12万9000人などだった。
しかし、心疾患と脳血管疾患とはどちらも血管病に含まれるので、この二つを合計すると血管病での死亡数では死因の28パーセントになります。

ですから、血液を常にサラサラに保ち、血管を丈夫にしておくことがいかに大切かがわかります。

21世紀は血管の時代といわれます。血管は栄養を運ぶだけでなく、不要なゴミなども運びます。脳、臓器、肌など人間のからだの全てはこの血管を通じて新陳代謝を起こしています。

つまり血管が綺麗になれば、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こさなくなり、長生きが出来るのです。

ちなみに今の医学において人間の寿命の限界は120歳と言われています。
【お血とは?】

皆様は、お血という言葉をご存じでしょうか?

お血とは、一言でいえば「血液の粘度が高くなって、血の流れが悪くなった状態」です。

私たちのこころや体を健やかに保つためには、きれいな血液がいきいきと全身を流れていることが必要です。
血液は人間の生命を支える重要な役割を担っています。

ところが、この大切な役割を担っている血液が、体の各所に不調をもたらす元凶になってしまうことがあります。

体に害を及ぼすように汚れたり、滞ったり、固まりやすくなったりした血液のことを、中国漢方では「お血」と呼んでいます。
【お血の原因は?】

お血の原因はさまざまで、運動不足、偏った食事、不規則な生活など現代はまさに「お血の時代」といえます。

なかでも現代人にとって一番の大敵は、精神的なストレスです。
現代人の大敵ストレス
中医学では、血液の質と量を管理し、新陳代謝を行い、血液の貯蔵、循環をつかさどっているのが肝臓であると考えています。

ストレスはその肝臓の働きを悪くしてお血の大きな原因をつくります。

さらに、食事が外食ばかりだったり、肉食に偏ると血液はネバネバとしますし、運動不足や過労も血液の流れを悪くしてお血の原因となります。
【お血と病気】

人間のからだは血液が運ぶ酸素や栄養によって生き生きと保たれています。

この大切な役割を担っている血液の流れが悪くなると、酸欠や栄養不足となり、内臓や脳まで酸素や栄養が行き届かなくなり、働きが低下していろいろな成人病を引き起こします。

思考力も落ち、モノ忘れも多くなります。皮膚はつやがなくなり、シミやアザができるようになります。
さらに、筋肉がこわばり、肩こりや筋肉痛の原因にもなります。

お血がひどくなると、極端な場合、血管をふさぎ血の流れをとめて、狭心症や脳梗塞をもたらすこともあります。

病気が長びくと血流が悪くなり、お血がお血を生じて、ますます回復が困難になります


中国漢方には、「未病を治す」という重要な考えがあります。日頃の養生によって病気を未然に防ぎ、体調を崩す一歩手前の段階でくい止めようというものです。

現代の西洋医学では、検査のデータが優先されるあまり、患者自身の体調の変化や自覚症状だけではなかなか病気として認めてもらえないところがあります。

検査データにはあらわれない病気になる前の段階、つまり「未病」の人には多くの場合、お血の傾向がみられます。

中国漢方で「お血」の考えが重視されるのは、体の不調をいち早く見つけ出すための、貴重なてがかりとなるためです。
【次のような非常に多くの病気と「お血」はかかわりをもっています】

 1.神経痛、リウマチ、関節炎、筋肉痛

 2.冷え性、肩こり

 3.皮膚?痒症、アトピー性皮膚炎、乾性湿疹、慢性じんましん

 4.外傷性疼痛(ねんざ、打撲)

 5.血管神経性頭痛、脳外傷後遺症の頭痛、半身不随

 6.動脈炎、静脈炎、血栓性血管炎

 7.動脈硬化症、高脂血症、高血圧

 8.月経困難症(生理痛)、不妊症

 9.慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胆嚢炎、胆石症

10.腫瘍、できもの、前立腺肥大、慢性前立腺炎

11.慢性腎炎、ネフローゼ、浮腫

12.性機能障害(不妊など)

13.肝炎、肝硬変

14.健忘、不眠、イライラなどの精神障害
お血には活血化お薬 【お血を予防する】

体に発生したお血を除去する方法を、中国漢方では「活血化お」と呼んでいます。

漢方薬の中には、血液の汚れを除去し、イキイキとよみがえらせる働きをもった活血化おの薬がたくさんあります。
この活血化おの薬は、血液が滞るのを阻止する力をもった各種の生薬で構成され、できてしまったお血を取り除くのはもとより、お血の発生予防にもすぐれた効果を発揮します。


最近は肉食中心の食生活で血管の老化が早まり、若い人にも成人病(生活習慣病)が増えています。


人は血管とともに老いるといわれます。

活血化おの方法で血液を生き生きとながれるように保つことは、老化予防にもつながります。
【養生法】

お血の予防は毎日の生活が基本です。

適度な運動を行い、ストレスがたまらないよう心がけましょう。さらに、十分な睡眠をとり、いろいろなものをバランスよく食べ、生活環境(特に冷暖房)に注意することが養生法となります。

 [運動]

散歩・健康体操・ストレッチ運動……。その人の体力に見合った適度な運動は、血行を促進し、体の抵抗力を高めます。

日々の生活の中にスポーツをとり入れ、体全体の筋肉を動かすことで新陳代謝を活発にすることが、血流の改善にはとてもよいのです。

寝たきりの人には、軽いマッサージをしてあげるだけでも血行促進効果があります。

 [精神面]

精神面のアンバランスは「気」の流れを悪くし、「気」に乗って流れている「血」にも影響します。
イライラしないよう、気持ちを常にリラックスさせることです。

緊張状態が長く続くような時には、趣味や親しい人とのおしゃべりなどによって気分転換をはかりましょう。

気や血のエネルギーが、体のすみずみにまでのびやかに行き届くようなイメージをもつことです。

 [食事]

イワシやサバ、アジなどの青魚、シシトウ、サヤインゲン、ホウレン草、トマト、シソなどの野菜には、血液をさらさらにする働きのあることがわかっています。

旬の頃のイワシなら、毎日70グラム食べると血栓や動脈硬化の予防につながります。
これに予防効果のある野菜を組み合わせます。

血液をサラサラにする効果は持続はしません。

毎日少量でも摂るように心がけてほしいものです。
 [漢方薬]

代表的な生薬に〈丹参〉があります。丹参は中国産のサルビアの根で、中国では古くから〈お血〉を改善する生薬として知られています。

中国には丹参を配合した丹参製剤が数多くあり、〈お血〉の代表的な疾患である高血圧や脳梗塞の予防に広く用いられています。
冠元顆粒
冠心逐瘀丹 日本ではその製剤の一つである『冠元顆粒』及び『冠心逐瘀丹』が市販されています。

これらの中成薬には、丹参の他にも血液の汚れを浄化したり、血液粘度を低下させたりする作用のある5種類の生薬が配合されています。

富山医科薬科大学の横澤隆子准教授によれば、血管を傷つけ老化させる要因の一つである活性酸素を除去し、老化を抑制する作用もあるそうです。
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